ニューヨークシティー・エリアガイド
ロウアー・イーストサイド
西はバワリー・ストリート、東はイースト川まで、北はイースト・ハウストン・ストリートから南はキャナル・ストリートまでの丁度チャイナ・タウンの北に位置する、近年LESと略称される地域。NYの中でも最も歴史が古い地域の一つ。伝統的にこの地区は、移民や労働者階級が住み着いていたが、2000年以降から急速に地価高騰が進んだ。
最近は、コンテンポラリー・アート・ギャラリーが集まる拠点となってきている。有名なグラフィティ・アーティストであるジャン=ミシェル・バスキアもこの地域が拠点であった。
LESの街並み
Neighborhood
長く住み続ける人達が多く、お互い助け合う良き友人であり良き隣人である素敵なコミュニティーが広がっている。1990年代~2000年代の人口増加以前からこの地域に移って来た「ダウンタウンのパイオニア」達が今でも多く住んでいる。バーやクラブ、ヴィンテージ・ストアが多く、夜も活気があるエリア。若い学生層やクリエイティブ系に人気がある。
100年以上続くエセックス・ストリート・マーケットは2019年より向かいのビルに移動し一新。生鮮食料品売り場に加えカフェやイートインスペースも備え、人々を魅き付ける新名所となっている。
旧エセックス・ストリート・マーケット
Lifestyle
元移民街という空気が色濃く残る、情緒あるエリアである。新旧が融合され、バーやクラブ、ヴィンテージ・ストア等が多く立ち並ぶ。
地価高騰により夜も安全な地域となった。多くのナイトクラブやバーがオーチャード、ラドロウおよびエセックス・ストリート沿いに特に密集し、週末の夜は若者で賑わう。
錆びついた非常階段や、戦前からの建物が立ち並ぶアートになる街並みで、若手のギャラリーやお洒落なレストランなどが多くオープンし、現在注目の地域である。
アベニュー・オブ・ジ・イミグランツ (移民通り)
Features
2007年にニュー・ミュージアムがこの地区に移転して来て以来、バワリー・ストリートに新しいギャラリーが続々とオープンした事から、LESは「次のチェルシー」と呼ばれている。
サロン・94・バワリーは、セラミック・アート・ブームに一役買う、今非常に注目されるギャラリー。
サロン・94・バワリー
Food & Drinks
ドラマティックな歴史溢れる移民街だった事から、多国籍レストランが多く並ぶ。中でもユダヤ文化が色濃く残っている為、本物のユダヤ料理も楽しめる。
数々の音楽映画の舞台になっているライブハウス、昼間はレストラン、夜はお洒落なニューヨーカー達で賑わいを見せるバーも人気。ピザ・レストランや小さいクレープ店、ベイカリー等可愛らしい店内が自慢の店が並ぶ。
ロウアー・イーストサイドにはバスが数ライン走っている。地下鉄では、エセックス・ストリート駅にF,J,M,Zラインが停車する。このエセックス・ストリート駅はデランシー・ストリート駅と連結している。Fラインは、その他にもイースト・ブロードウェイ駅と2番街駅に停まる。J,Zラインはバワリー・ストリートにも停まる。グランド・ストリート駅にはB,Dラインが停車する。
Subway: F to East Broadway | F,J,M,Z to Essex-Delancey | B,D to Grand St. | J,Z to Bowery | F to Second Ave.
= 日系店